そのすべての核心にあるもの
イエスについて私が特に素晴らしいと思うのは、人生を変える救いの贈り物が、心から信じて求めるすべての人に制限なしで与えられていることです。キリスト教の教義をごくわずかしか知らない人でも、飢えた心を持ち、神との結びつきを求めているなら、その人はイエスを救い主として受け入れることで、救いを疑いもなく、確実に、制限なしで受け取ることができます。救いは単純です。贈り物なのです。手を伸ばして受け取るだけで、自分のものになります。それほど素晴らしいことなのです!
救いを受け取るのは簡単ですが、キリスト教の教義を十二分に理解することとなると、話は全く別問題になります。キリスト教の信仰体系や神学であれ、聖書を理解することであれ、すべて、ある程度の知識が必要です。そうした知識を得るには集中力と学習の両方を要しますが、それは大切なことなのです。霊的成長は、神の言葉を学習し、適用することから生じます。
キリスト教の教義を深く知るのは良いことです。しかしながら、そうでないと救われないということはないし、知識があるから神との親しい関係が保証されているということもありません。キリスト教の事細かな教義は知らなくとも、救い主イエスを知り、愛しているということもあるでしょう。主をじかに体験しているのです。誰かから基本的な事柄を教わり、主を救い主として受け入れるに足るだけの知識を与えられたことで、主との個人的な結びつきが得られた、それゆえに、イエスを救い主と信じ、イエスは神であって、地上に生き、十字架にかけられて死に、葬られ、死からよみがえったと信じている、という場合もあるでしょう。
教義の背後にある理由をすっかり理解していなくとも、神が実際に存在すると信じ、神への堅固な信仰を持つことはできます。祈って神に語りかければ、神は答えられます。そして、神の声を聞き、神の供給や、いやしや、愛を経験します。神との個人的なつながりや交流、結びつきを持ちます。単に私たちの益のために聖書にそう書かれているからというだけでなく、自分の実生活や実体験の内に神が現実に存在しているがゆえに、神が存在し、神が神であられること、神が真実な方であることを知っているのです。
「神・人」
三位一体
受肉
神の性質と性格
- 全体概要
- 生ける、人格をもった神
- 神は霊
- 神の聖性
- 神の義と公正
- 忍耐、憐れみ、恵み(パート1)
- 忍耐、憐れみ、恵み(パート2)
- 神の怒り
- 神の愛
- 神の自存性
- 神の永遠性
- 神の不変性
- 神の全知性(パート1)
- 神の全知性(パート2)
- 神の遍在性
- 神の全能性
- 結び